Tokyo Mono No.1

特集 喫煙所

喫煙所はいかに東京を生きるのか

かつて路上に漂った煙は、いまや「喫煙所」という箱に封じ込められている。渋谷の交差点から高架下まで、喫煙所はいかに煙を処理するのか。喫煙所はいかに東京を生きているのか紐解く東京論。

判型
A5変形
ページ数
全88ページ
発行
2026年4月
表紙
クロコGA-FS ミディアムグレー 130kg
本文
ソリストホワイト 75K
製本
PUR無線綴じ+ガンダレ表紙(見返しなし)

本誌から

  • Tokyo Mono No.1 — 喫煙規制の歴史
    Chapter.0 喫煙はいかに規制されているか
  • Tokyo Mono No.1 — 路上喫煙所の写真
    Chapter.1 東京に実装される分煙
  • Tokyo Mono No.1 — 喫煙所をめぐるエッセイ
    Chapter.2 喫煙所とその複数性
  • Tokyo Mono No.1 — 喫煙所が東京を生きる写真エッセイ
    Chapter.3 喫煙所は東京をどう生きたのか

About Tokyo Mono

本書シリーズ「Tokyo Mono」について

どのように東京を捉えるのか

電線網や地下インフラ、街角のベンチや郵便ポスト、そして時に立ち上がる喫煙所のような設備——。都市の風景を支える物理的な「モノ」は、しばしば規格化され、均質化の象徴として扱われがちです。Tokyo Mono は、グローバリゼーションの奔流のなかで均質化と語られがちな現代の都市の固有性に、こうした「モノ」を切り口に迫る試みです。

どのような東京が見えてくるのか

いかに規格化されたモノであっても、東京で物理的な体積をもって生きるには、地形や都市構造といった「物理的制約」、法規制などの「制度的制約」、長い時間のなかで蓄積した「歴史的文脈」との交渉を余儀なくされます。その具体的な配置のあり方にこそ、東京の唯一の個性が現れる——シリーズ名「Tokyo Mono」は古代ギリシャ語 monos(単一の、唯一の)に由来します。